2017年12月7日（木）
開場 19:30 / 開演 20:00
■料金：当日 3,000円 (1ドリンク, スナック込)

ニューウェイヴが一段落した80年代中盤、サッチャー政権下で抑圧状態にあったイギリスの若者は、新たな現実逃避の場を求めていました。ほぼ時を同じくしてアメリカではハウス・ミュージックが勃興。アシッドな刺激はイギリスの若者も瞬時に魅了し、ウェアハウスや野外でレイヴ・パーティーがオーガナイズされるようになりました。そしてパーティーの現場ではDJ によってビートの異種交配が積極的に行われ、
数々の革新的なビート・ミュージックが生み出されていったのです。
UKダブ、ジャングル、2ステップ、ドラムンベース、ガラージ、トリップホップ、ビッグ・ビート、バングラ、ダブステップ、グライムなどなど、イギリスのダンス・カルチャーの歴史は、ビートの異種配合劇の歴史でもあると言ってよいでしょう。今回の本講座では、ニューウェイヴの終焉から現在に至るまで、イギリスのビート・ミュージックの発展を名曲の分析で辿っていきます。